理念と方針
■法人の理念
私たちは、すべての子どもたちの違い(障がいやアレルギー、国籍、言語、宗教、病気、経済的環境等々)を、それぞれの子どもたちが有するニーズの異なりと捉え、個々のニーズを特別視するのではなく、すべてのニーズが園の中で、尊重され、相互に関係するものと理解し、個々のニーズの受入が、他のすべてのニーズの理解に繋がるとするインクルーシブとしての教育・保育理念を大切にします。
- ソーシャルインクルージョンを教育・保育の基調とする園であること。
- 子どもの最善の利益を最優先する園であること。
- 地域に信頼され、ぬくもりのある家庭的な保育を提供すること。
- 地域の人たちが必要とする子育て支援に努めること。
- すべての職員が教育・保育を充実させるための研鑽活動に励むこと。
■教育・保育の方針
- 子どもの幸せな日々が家族とともにあることを大切にし、保護者の希望に丁寧な対応をし、保護者が抱えるすべての困難を受け止め、ぬくもりを感じて安らぐことのできる場としての園であること。
- この世に生を受けた子どもが長い人生のはじまりを当法人の園で過ごすことの重みを深く受け止め、一人ひとりの子どもたちに限りない愛情を注ぎ、それぞれの子どものために用意した保育を行っていく。
- 子育てに関わるすべての人々が人間としての喜びを持って子どもを育てることができるように支援の充実に努め、地域の方向性を常に重視しながら時代のニーズや特殊性を十分に理解し、真に役立つ企画や実践を行い、子育ての拠点となる。
■教育・保育の目標
- インクルーシブ教育・保育の中で、こどもたち一人一人の違いをニーズと受け止め、互いに育ち合える喜びを共感する。
- 一人一人の子どもの発達や課題を十分に把握し、基本的生活学習慣や生活リズムを獲得することで、健康的で情緒の安定した生活をする。
- 自然や集団の中で一人一人が自己発揮する場を保障し、その中で社会性、自発性、主体性を育て、たくましく生きる力へとむすびつける。
- 人に対する愛情と信頼感を育みながら、思いを言葉や態度で表現し、将来に向けて今を最もよく生きる。
- 自然や動植物社会の事象とかかわり、興味や関心を持つとともに生命の尊さ生命の重みを知り、限りある資源や地球を大切にする心を育てる。
- 一人一人の性格や育ちを個性として全面的に受け止め、人権を大切にする心を育てる教育・保育を行うとともに、大人の相互作用の中で人への信頼感自己の主体性が形成することを踏まえ園が子どもの最善の利益が図られる場とする。